浄満寺について

浄満寺を開いた初代「浄心」は、姓を「井浦いのうら」といい、筑前糟屋郡かすやのこおり(現粕屋町)原上はるがみ在の橘家士分たちばなけしぶんであったと伝えられています。元亀げんき4年3月15日(1573年7月にてんしょう改元かいげん―438年前)二十有余歳のとき、剃髪ていはつして一寺を建立こんりゅうして小庵しょうあんを結び浄満寺と号しました。その後、寛永12年正月20日(1635年―376年前)本願寺より『もく仏寺号ぶつじごう御札おんふだ』(本尊阿弥陀如来像は伝.仏師・春日かすが作)が下付されて正式に本願寺派の寺院となりました。その後寺域を春吉村に移し、承応じょうおう3(1654)年1月に大工だいくまち(現・大手門)に移転、更に第3代住職れいじゅん代の寛文11(1671)年(340年前)黒田藩くろだはんから鳥飼とりかい松原まつばらの一画(現在地)を与えられ今日に至っています。

歴代住職(法名)         初代 浄心 ・ 2代 宗玄 ・ 3代 刢順 ・ 4代 行空 ・ 5代 不隠

                               6代 龍玄 ・    7代 大空 ・ 8代 正受 ・   9代 故道 ・ 10代 大中

                             11代 圓備 ・   12代  古道 ・ 13代 領順 ・ 14代 桃渓 ・ 15代 順爾

                  16代智眼

敷地内には県指定の文化財、亀井家一族の墓所、市指定の文化財 山門があります。また幼稚園を設置し、仏教的幼児教育を行っています。

浄和幼稚園のHPはこちらをご覧ください⇒ http://jowayouchien.com/