前本堂

前本堂は2009年8月に解体工事が始まり、2010年11月に新本堂が再建された。

本願寺史料集成「筑前国諸記」によると文政年間(1825年―186年前)以前の浄満寺本堂は4間×5.5間(約22坪)と資料に見える。その、後文政8(1825)年に建立された本堂は、平成18(2005)年3月の「福岡県西方沖地震」により被災し、やむなく築後185年にして解体し、今回ご門徒の懇念により木造(約112坪)の本堂が再建された。なお、新本堂両余間りょうよましょう鶴図かくずの襖は、江戸時代、黒田藩のかかえ絵師えし華旭斎翻叟かぎょくさいほんそうの作と伝えられている。